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3月4日、逆行中の水星が一つ前の星座・水瓶座に戻ります。その意味とは?

水星は約4か月の周期で3週間程度の逆行をしますが、その途中で星座を戻ってしまうことがあります。今回の水星の逆行もそうです。

2月17日から水星は魚座を逆行していましたが、本日20時7分からいったん水瓶座へと戻ります。その後、10日の昼に順行へと転じ、16日にはまた魚座へ進みます。今回はこの意味について読み解いてみます。

逆行現象のなかで星座を出たり入ったりするときというのは、その二つの星座の間で未解決のことが横たわっていることを示しています。そして、それに気づいて必要な学びを得るまでは、来た道を戻りながら何が問題だったのか、どうすればいいのかと考えたり、前の星座にまで戻って見過ごしていた大事なことがなかったかを探るのです。

皆さんはこういう経験がないでしょうか? ある物を取りに来たのだけど、歩いているうちに忘れてしまい、仕方なく元いた場所まで戻ってみてやっと思い出した、という経験です。これと同じようなことが、星座をまたぐ逆行でも起きていると考えると理解しやすいのではないかと思います。
水星はコミュニケーションとかメッセージを伝える星として知られています。簡単に言えば「つながること」です。魚座に水星が入ったのは2月3日の夜でした。そこから17日までは順行だったので、意思疎通に関する問題は起きづらい時期ではあったでしょう。

しかし17日以降、水星が逆行を始めると、それまで気に留めていなかったことや見過ごしていたこと、忘れていたこと、後回しにしていたこと、また、魚座の中でのことから隠していたり曖昧にしてきたこと、誤解や無理解などが浮上してきたのではないでしょうか。

特に、魚座における水星は、水星の特質である論理性や専門的手法といったことを脇に置きがちになり、人情味や同情心に飲み込まれていきます。不遇な人や弱い立場の人への理解という意味ではそれはもちろん重要なことですが、今は逆行中で、さらには水瓶座まで戻ってゆくことを考慮しなくてはなりません。

水瓶座は、理想とする未来に向けかうべく新しい試みをしていく星座です。新技術や新しい思想もそこから出てきますが、魚座に近いエリアでは、魚座特有の「なんでもあり」な状況に対応するための調整を行ったり、技術力や解決策をこしらえようとします。
つまり、今回の水星の逆行で魚座から水瓶座にまで戻る必要があったのは、そうした調整を怠ってきたことに思い至るところまで立ち返らなければならなかった、ということを意味していると思われます。

水瓶座の終わりから魚座にかけては、「人類みな兄弟」的なヒューマニズムがあるのですが、それを実現するには、先述した無理解や誤解を含め、人種や民族や文化的な差異、性別や地域性、国柄、言語の壁などのボーダーを「正当に」超えていかなくてはなりません。なぜ正当性を強調したのかというと、単に無分別に超えてしまうと様々な問題が立ち現れてくるからに他なりません。

話し合いなどのコミュニケーションをとろうにも拒否されたり攻勢に出られたのでは、水星が満足にその役目を果たせず、それぞれの人の間でフラストレーションが溜まるでしょう。魚座のヒューマニズムを達成するためには、水瓶座の意義を十分に消化していなければならなかったのです。そこを中途半端にしてきたために、今回の水星は、魚座を途中で引き返して水瓶座まで戻る必要が出てきたのです。

個々それぞれで状況は違うにしても、そこに表れている事柄には共通したものが見て取れるはずです。自分自身をはじめ、友人や家族などの身近な人たち、それからもっと視野を広げて社会や世界に生きる人たちを見て、それぞれの場面で何を蔑ろにしてきたのか、見過ごしてきたことはなかったかを振り返ってみましょう。

そしてこれから先、3月16日に再び魚座に戻る際、この時期に気がついた点をどうやって生かしていったらいいのかを今から考えておくことが大切です。そうすることで、魚座の精神である「自分を愛するように他者を愛すること」がしやすくなるはずです。思いやりの心を表現し、伝えることがもっとスムーズにできるようになるはずです。そして、ここに至ってはじめて、逆行してきた意義というものをまるっと了解できるのではないかと思います。