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「黄鶯睍睆(こうおうけんかんす)」5日間です(2/9-2/13)

二十四節気「立春」の次候が、七十二候の「黄鶯睍睆(こうおうけんかんす)」です。

立春から五日が過ぎ、次候の「黄鶯睍睆(うぐいすなく/こうおうけんかんす)」の頃となりました。黄鶯とは高麗鶯(こうらいうぐいす)、中国に生息する種だそうです。これは日本で見られるうぐいすとは別種ですが、日本式に編纂された七十二候でも黄鶯が使われています。また、睍睆とは美しい鳴き声や姿のことです。

うぐいすは冬は山中にいるわけですが、春先になると餌となる土中の虫を求めて平地へ下ってきます。こういう事情もあってか、古い暦では「蟄虫始振(ちっちゅうはじめてふるう)」という文言になっています。土籠りしている虫が温かさを感じて微動し始めたという意味ですが、その地中の揺れ動きを見逃さず、鳥たちは地中をついばむのです。うぐいすの「ホーホケキョ」という鳴き声が春を告げるなか、動き始めた虫たちも生きるために頑張っているのですね。

暦の上での春が始まり間もない頃ですから、まだまだ寒さも厳しい日が続きます。油断していると風邪をひくなどで体調を崩してしまいかねません。こうしたイメージから、この時期は自己管理能力や理性的判断、慎重な態度、安心安全を意識する、純粋だがまだ弱いものを守るという意味も秘められていると思われます。